2019年に「ホテルオークラ東京」本館の竣工を予定するホテルオークラ。10年には日本航空からJALホテルズを買収。現在は不動産を所有せず、ホテルの運営だけを受託するマネジメントビジネス(運営受託)も拡大させている。建て替えの狙いは何か、足元の経営環境をどうとらえるか。グループを統括する荻田敏宏社長に、目指す方向性を聞いた。

おぎた・としひろ●1964年生まれ。87年ホテルオークラ入社。つくば市内のホテルの総支配人を経て2008年から現職。(撮影:尾形文繁)

──15年に着手した東京本館の建て替えの進捗はどうか。

進捗は計画どおりだ。19年6月に竣工し、準備を整えてから同年晩夏から初秋に再開業を予定している。

かつてオークラ東京は(専門誌の評価で)世界のホテルのトップ5に入っていた。建て替えを機に最高の施設、料理、サービスを追求し、世界でも有数のホテルに復活させる。

本館は50年以上前に建設されており、業務効率が悪い。サービス動線や施設配置、テナントを見直す。本部では各種システムの最新化や運営管理手法の高度化を進め、高い収益性を確保する。海外事業に力を入れているので、(当社に運営を委託する)投資家向けの見本として、グループのブランド価値向上につなげたい。