「ディズニーキャスト募集! 2017年4月1日から一部職種、時間帯で時給UP」

電車内の広告を見て、思わず目を疑った。ディズニーランドといえば、若者向けのアルバイトで人気職種の代表選手。それが時給を上げて広告を打たねばならない。この国の人手不足はいよいよ本物ということだ。

いわんや建設や飲食店といった不人気業種をや。今や有効求人倍率は1.4倍を超え、バブル期並みの水準となっている。当時のような待遇改善競争は起きていないけれども、ブラック企業のうわさを一時ほどには聞かなくなり、政府は働き方改革の旗を振っている。労働市場は着実に売り手優位に向かっているようだ。

無理はない。今年の新成人は123万人。団塊世代に比べれば半分以下である。昨年生まれた子どもの数は100万人を割り込み、少子化は着々と進行中だ。今後、出生率が少しくらい上がったところで、反転は望み薄である。