花粉対策コートは洗える時代に

2009年から花粉対策コートの取り扱いを開始した紳士服大手のAOKI。室内に花粉を持ち込ませないことをコンセプトに商品開発を続けてきた。

花粉コートの肝は生地表面にある。過去のモデルでは、繊維表面に付着させた抗アレル物質剤で花粉アレル物質を包み込んだり、撥水(はっすい)加工を施すことで花粉がつきにくくかつ落ちにくい(体内に入りにくい)構造にしてきた。

「花粉の飛散量にも左右されるが、年々機能性を強化し商品供給量を増やしている」(同社)。9年目となる17年モデルには、洗える機能を追加した。

紳士服業界全体では昨今、洗えるスーツ(ウォッシャブルスーツ)が人気商品となっており、その機能を花粉対策コートにも導入した形だ。

生地には「ポランシールド」を採用。花粉が生地につく原因となる静電気を抑えるほか、ナノテクノロジー加工により糸と糸のすき間を小さくし、表面の凹凸をなくして花粉を付着しにくくしている。後ろ身ごろの裏地の中に収納できる仕様のため、コートについた花粉が室内で飛散することも防ぐことができる。