山梨県の高校に在学中、北京大学関係者に出会ったことがきっかけで、高校を卒業すると単身北京に渡り、中国の給付生として、北京大学国際関係学院(学部)で学びました。学部卒業後、そのまま大学院に進み修士課程を修了しました。学部学生のとき、中国語に堪能で、国際関係や歴史に詳しい日本人ということで、中国メディアに登場するようになりました。

かとう・よしかず / 1984年生まれ。英フィナンシャル・タイムズ紙中国版コラムニスト、北京大研究員、慶応SFC研究員。(撮影:吉野純治)

この数年は、中国メディアからの取材を年間300件受け、200本以上のコラムを書いています。学生を対象にした講演会にもよく呼ばれます。中国に来たのが2003年で、ちょうど8年が経ちました。急激に変化する中国社会と若者を、いちばん間近に見てきた日本人といえるかもしれません。

北京大の学生はよく勉強し、能力も優れています。知識、理解力、表現力、問題の本質を見抜く力、集中力、パフォーマンス。そのどれを取っても、1000万人の同級生がいる中で選ばれた3000人ですから、優秀です。入学した当初、驚いたのは、テキストや辞書を読む彼らの目つきが違うことです。学ぶことへのハングリー精神が半端ではない。彼らにとって学ぶことは、新しい人生を切り開くことであり、自由な社会への扉を開くことを意味します。