この1年、日本人サッカー選手の評価がヨーロッパで急上昇している。

今年1月に長友佑都がイタリアの名門インテル・ミラノに移籍すると瞬く間に中心選手の一人になり、シャルケの内田篤人は欧州王者を決めるチャンピオンズリーグでベスト4に進出した。ドルトムントの香川真司はリーグ公式ホームページ選定の前期MVPに輝き、クラブの9年ぶりの優勝に大きく貢献した。

なぜ日本の若きサムライたちは急に世界で輝き始めたのか? 最近海外で活躍する若手選手に共通することがある。それはいい意味で「日本人の感覚を捨てている」ということだ。

サッカーのルールは世界共通だが、常識や価値観は国によって違う。Jリーグ時代の価値観を引きずったままプレーをしていたら、監督からは評価されないだろう。「日本ではこうだった」とか「周りにわかってもらえない」とかいうのは、海外でうまくいかない選手の典型的な言い訳だ。日欧の常識や価値観の違いに気がついた選手だけが、スタートラインに立てるといっていい。