ハーバード大学での卒業式。同大は世界のエリートを輩出してきた(本文とは直接関係ありません)(Boston Globe via Getty Images)

経営リーダーへの登龍門
ビジネススクールがビジネスそのもの

世界各国がエリートの育成に力を入れている。エリートやリーダーの質が国力と密接に関係するからだ。欧米、アジアの最新事情に迫った。

6月初旬土曜の朝、青空が広がる米国・ボストン。「1年でいちばん忙しいイベントなのです」と広報担当者が説明するように、ハーバード・ビジネススクール(HBS)の芝生公園は、老若男女でごった返していた。「若」は2006年卒から、「老」は1941年卒まで。卒業年次の違う、計9期のHBS卒業生とその家族が集まった。

「リユニオン」と呼ばれるHBSの同窓会は、現役の学生が卒業して校舎が空く毎年6月に実施される。米国のビジネススクールは学費以外にも卒業生からの寄付金が重要な資金源。同窓会で学校側が活動内容を報告するのは、スポンサーに対する一種の説明責任を果たすためだ。

HBSのリユニオンでは、各教授による研究報告や、プライベート・エクイティといったビジネス色の強い討論会から同性愛協会の集まりまで、色彩豊かな催しが紹介された。

米ビジネススクールの代表格であるHBSの同窓会とあって、参加者はコンサルティング会社トップからNGO(非政府組織)の幹部まで多士済々だ。HBSだけではない。ペンシルベニア大学ウォートン校、スタンフォード大学--米国は世界ブランドのビジネススクールだらけだ。