[生活習慣病]
子どものうちに生活を改善、大人になる前に治せる病気

高血圧、脂質異常、糖尿病――。動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中などのリスク要因にもなる「生活習慣病」。実はいずれも、子どもにも見られる病気だ。

生活習慣病の中でも糖尿病は、失明に至る糖尿病性網膜症や、腎透析のリスクがある糖尿病性腎症など、重篤な合併症のリスクがあるため、子どもでも、発症したら投薬や食事療法などの治療継続が不可欠だ。

一方、高血圧や脂質異常は直接痛みを感じたり、生活上不便を感じたりする病気ではないため、大人でも生活改善や投薬を行わず放置している人は多い。子どもの高血圧や脂質異常も自覚症状はまず出ないが、大人とは違って、心筋梗塞や脳卒中のリスクも小さいのが特徴だ。

ただ、こうした病気を子ども時に発症したまま放っておくと、高い確率で大人の生活習慣病に移行し、動脈硬化のリスクが高まる。

厚生労働省「国民健康・栄養調査(2006年)」によると、大人(40~74歳)の場合、男女とも糖尿病や脂質異常症で全体の1~2割、高血圧症で5割前後が罹患している。

それに対して、子どもの生活習慣病はどんな状況にあるのか。