主体的に学び、考え、表現する能力を磨く──。そうした21世紀型能力、いわば“食える力”の育成が大学入試から高校以下の教育へと広がろうとしている。だが一方で、従来型の知識中心、偏差値重視の学力熱も収まっていない。

近年の傾向では下図のとおり、文部科学省が脱ゆとり教育路線を鮮明にした2000年代以降、「できるだけいい大学に入れるよう、成績を上げたい」と考える高校生の割合は上昇。一流企業に入ったり、お金持ちになったりするために「勉強が役立つ」と考える高校生の割合も、過去10年間で増えている。学力信仰はまだ根強いのが現実だ。