子どもに学力以外の多様なスキルを習得させるには、放課後の習い事も選択肢となろう。定番の水泳やピアノに加え、空手や将棋などの人気も急上昇中だ。

プロへの道は当然、狭き門だが、習い事からは思考力や礼節、リーダーシップなど幅広い能力も身に付く。気になる月謝と併せ、最新事情をリポートする。

拡大する
(注1)丸の大きさは稽古事として習っている子どもの概数または子どもの競技人口。詳しい出所は以下のとおり。水泳:日本水泳連盟の競技者登録数のうち幼児・小学・中学生の合計。サッカー:JFAの第3種・4種の登録者数。ダンス:ALL JAPAN SUPER KIDS DANCE CONTESTの参加人数。空手:全日本空手道連盟への取材に基づく。ピアノ:全日本ピアノ指導者協会への取材に基づく。そろばん:全国珠算教育連盟への取材に基づく。将棋:2016年の将棋日本シリーズ・テーブルマーク子ども大会の参加者。ボーイスカウト:ボーイスカウト日本連盟の取材に基づく(カブスカウトの人数も含む) (注2)月謝は取材に基づく概数。吹き出しは直接・間接的に身に付く能力を示す
写真提供/セントラルスポーツ

孤独への耐性と集中力が身に付く

時代や子どもの性別を問わず、一貫して支持率の高い習い事が水泳だ。心肺機能など身体の発育への効果に加え、「泳ぐと賢くなる」という説も最近は注目を集める。根拠となっているのは、東大生が小学生時代にやったスポーツ系習い事のトップが水泳だった、という複数の調査結果だ。

北島康介らを輩出した名門、東京スイミングセンター(東京・豊島)の出垣宏務総務部長は、「水泳をしたからといって、必ずしも東大に受かるほど頭がよくなるとは思わない」と苦笑しつつも、「泳いでいる間は会話ができないため、集中力と孤独への耐性がつく」と話す。