荒波のように押し寄せる時代の変化をものともせず、頼りがいのある大きな存在として「超進学校卒業生」を見ている人はどれぐらいいるだろうか。

従来、日本では偏差値テストで結果を出してきた超進学校OBに否定的なイメージが付きまとった。「頭でっかち」「人間関係が不得手」「打たれ弱い」といったものだ。こうした評価がどれほど妥当か。この問いを検討する意図を含め、2013〜14年に超進学校卒業生に対する質問紙調査を試みた(リクルートワークス研究所との共同プロジェクト)。

調査対象は、東西を代表する超進学校、開成と灘の卒業生。超難関校への入学を勝ち取った者が、社会に出てどのような働き方をしているのかを調べた。なお、比較対象として、同時期に首都圏の高校を卒業した大卒男子(以下、一般大卒)にも同様の調査を実施した。