もはやフランスでも魚介類の火入れはミニマムが当たり前。質の良しあしが如実に表れる

成田からパリ行き、帰りはブリュッセル発の往復航空券が11万4110円。昨秋、中東のエティハド航空が行ったビジネスクラスのセールは、間違いなく史上最安値だった。こういうときにはいつも後先を考えずに予約して妻に怒られる。パリに行くだけでは芸がないので、未訪だったブルターニュとノルマンディーへ足を延ばすことにした。

パリに到着した日は、田中淳シェフのフランス料理店「A.T」へ。この店は、昭和天皇が皇太子時代の1921年に食べた鴨料理で知られる「トゥールダルジャン」のはす向かいにある。しかしA.Tは料理が超現代的で内装もカジュアル。もはやフレンチは、うやうやしくおごそかな雰囲気で味わうものではないのかもしれない。隣のテーブルには旅人として知られる元スポーツ選手が。そんなところもパリらしい。

うまい店に日本人あり