ガンは自覚症状が出てからでは、残念ながら半分の人しか治りません。新薬が開発されていますがいずれも非常に高価。しかも生存期間が延びるだけで、なかなか治癒に結びつかないのが実状です。

かきぞえ・ただお / 1941年生まれ。67年東大医学部卒。72年同学部助手。75年から国立がんセンター病院泌尿器科に勤務。87年手術部長、92年病院長。2002年総長に就任。専門は泌尿器科(膀胱ガン)。

しかし、検診で早期に発見でき適切な治療ができれば、大部分が治ってしまいます。おカネをかけずに死亡者数を減らすには、(食習慣や禁煙などの)1次予防と、検診の実施がいちばん有効だといえます。

私自身も2年前に検診で腎臓ガンが見つかりましたが、部分切除で片側の腎臓4分の1を取っただけで済みました。1週間で退院して、2週目にはスイスで開催されたWHOの会議に出席することができました。