世界の企業や公的機関への専門的なPRアドバイザーとして世界的に著名な米フィンズベリー。設立から今日まで30年間にわたり大規模訴訟や国際的なM&A(企業の合併・買収)、さらにIPO(株式新規公開)などの資金調達、委任状争奪戦、広報政策キャンペーンなどに戦略的なコンサルティングを行ってきた。

日本企業に対しても、トヨタ自動車の米国でのリコール問題、ソフトバンクグループの英ARM買収など、大きなイベントの陰でPR戦略などのサポートを行っている。日本法人設立のために来日したマイケル・グロスCEO(最高経営責任者)に、同社の戦略と今後の世界情勢を語ってもらった(インタビューは2016年11月に実施)。

Michael Gross / ニューヨーク大学でファイナンスのMBA(経営学修士)を取得。モービルなどを経て1989年フィンズベリー入社。トヨタ自動車のリコール対応などを主導。2014年より現職。

──すでにグローバルに展開していますが、ここにきて日本法人を設立した意図は。

われわれはグローバルな戦略的コミュニケーション会社だ。50カ国にオフィスを持ち、米ニューヨーク、英ロンドンにヘッドオフィスがある。欧州、中東にもオフィスを持ち、アジアでは香港、シンガポール、北京にオフィスを持ち、東京はアジアで4番目の拠点となる。