基礎編で紹介したように、日本のネット証券の口座から米国株やETF(上場投資信託)を売買できるが、それらは米国市場全体から見ればごく一部にすぎない。また日本のネット証券の米国株取引では、金融市場が本来備えているレバレッジや為替ヘッジなど多くの機能が使えないため、投資機会を逃してしまうこともある。

もっと幅を広げたいなら、海外の証券会社に口座を開設するといい。お薦めは米インタラクティブ・ブローカーズ証券(IB。下の囲み記事)だ。初心者にとって使いやすいとはいえないが、取扱銘柄数が豊富で、慣れると日本の証券会社は国際金融市場の「体験版」にしか見えなくなるほど自由度が高い。

ここではIBへの口座開設で実現できる、高利回りの米国投資ポートフォリオの例を紹介したい。

日本にはない妙味のある商品が多い(写真はニューヨーク証券取引所)

VIX、REIT… 高利回り商品が多い

IBに口座を持つと、恐怖指数とも呼ばれるCBOEボラティリティインデックス(VIX)を収益機会にすることができる。「iパス S&P 500 VIX ショートターム フューチャーズ ETN(ティッカーシンボルはVXX)」は、VIX指数を売買できるようにしたETN(指標連動証券)だ。ETNとETFは同じものと考えていい。