米国をはじめ海外に上場するETF(上場投資信託)は、資産運用する人にとって、魅力度の高い商品だ。国内ETFに比べてコストが安い銘柄が多いうえ、種類も多彩。さらに、出来高も十分ある銘柄が多く、国内ETFのように流動性に悩まされる心配も少ない(関連記事へ)。

投資対象が同じ国内のETFや投信も存在する。だが、5年、10年という長期で運用することを考えると、コストの差がわずかであっても、最終的な運用成果は大きく変わる。運用ツールとして、メリットの多い海外ETFを活用しない手はない。

海外ETFの活用法は投資スタンスによって変わってくる。銘柄を選ぶ前に、投資スタンスを固めることが重要だ。投資スタンスは、売買行動や運用の成否を判断する期間により、「短期売買」と「長期投資」の二つに分かれる。

短期売買は、数カ月~5年未満で、市場環境の変化に応じて機動的に売買することだ。重視するのは、景気や需給などの市場見通しと、その狭間で揺れる投資家の心理。思惑が当たればよい結果=利益が得られ、外れれば損失を被る。