鄭州市の大学内でofoの自転車に乗る学生たち。MOBIKEは空き自転車をスマホアプリで探せる(右)(ロイター/アフロ)

どこでも拾えて、乗り捨て可能な「自転車のウーバー」とも呼ばれる究極のシェア自転車が爆発的に広がっている。自動車の増加に歯止めをかける切り札として政府も支援しており、都市内交通の構図を激変させる可能性すらはらんでいる。

特定のポートで自転車を借り出し、どこかのポートに返却するレンタル自転車は多くの都市に存在する。この仕組みの弱点は、出発点と終点が制約され、ポートへの往復に一定の時間と労力がかかる点だ。

他方、この中国版シェア自転車は自転車自体がインターネットに接続しており、つねに空き自転車の所在地が把握できる。特定のポートはなく、単純化して言うと、街中にGPS付き自転車が大量にバラまかれており、スマホアプリで近くの空き自転車を探し、使い終わったらその場に置いておくイメージだ。

事業を展開するのはMOBIKE(摩拝単車)というベンチャー企業。2015年1月設立、16年4月に上海、9月に北京でサービスを開始、一気に市民の支持を獲得した。