日米累計ダウンロード数は6000万、1日に100万点以上が出品されるフリマアプリ「メルカリ」(2016年9月時点)。大手の撤退も相次ぐ市場で、なぜ独り勝ちしているのか。創業者であり社長の山田進太郎氏に聞いた。

やまだ・しんたろう●早稲田大学在学中に楽天で「楽オク」を立ち上げる。卒業後、ウノウ設立。数々のネットサービスを立ち上げ2010年同社を売却、12年退社。13年2月にメルカリ(旧コウゾウ)を創業。(撮影:梅谷秀司)

──従来のECやオークションサイトとは違う、新しい消費スタイルを生み出しているように見えます。

雑貨、食品、ゲームアカウントまでジャンルは超多様

そもそもが、ヤフオクでもアマゾンでもない市場を作りたいと思っていた。実際メルカリには、トイレットペーパーの芯やどんぐりまで出品され、バッグや財布はボロボロの状態でも売れていく。これまでは捨てられていたようなものに、ユーザーが価値を見いだしている。

──ヤフオクとの明確な違いは何でしょうか?

細かい機能面はさておき、ヤフオクが当時パソコン(PC)という限られた人向けのデバイスに最適化して作られたのに対し、メルカリはスマートフォンという皆が身に着け使っているデバイスを前提に作っているところだろう。サービスの広がり方がスマホならではだ。