[ポイント1]
近代国家はナショナリズムやポピュリズムと不可分でした。国民国家は、統一市場の形成による利潤の最大化を目的に形成されました

[ポイント2]
統一が遅れていたドイツではビスマルクが、国民意識を涵養するために社会保障を利用。恩恵を実感することで国民はドイツ国家を実感しました

[ポイント3]
ナショナリズムに訴えるのは求心力を得るための古典的な方法でしたが、いったん火がつくと戦前の日本のように為政者にも抑えきれなくなることがありました

 

近代国家の歴史は、ナショナリズムやポピュリズムと切り離すことができません。絶対王制の仕組みから議会政治を中心とする国家になると、国民は国家の一員として明確に位置づけられ、国家は「国民国家(nation-state)」となります。

為政者は国民の意向を無視できず世論に敏感になり、時に世論を誘導し国民を戦争へと向かわせました。また、経済をうまく運営できれば国民は満足し、為政者への支持率が高まります。ナショナリズムやポピュリズム、経済政策を通してわかる、近代国家の歴史をお伝えします。