[ポイント1]
5月に発表した中期経営計画では、2020年に非資源分野で利益3500億円、資源分野はゼロとした。あぶく銭の部分は目標に入れていない

[ポイント2]
ただ、資源を担うことはわれわれのミッション。絶対に逃げない。これまでは比率が高すぎたが、損を出しても屋台骨が崩れない体制づくりに取り組む

[ポイント3]
当社の強い関与がプラスと判断しローソンへの追加出資を決めた。コンビニは生活インフラになる。商社は黒子で、強みは「人」、経営人材の派遣だ

 

トップ就任から9カ月。戦後初の赤字を教訓に、新たな収益体質の構築に邁進する三菱商事の垣内威彦社長。資源ビジネスのあり方や、非資源分野で推し進めるローソンをはじめとした流通戦略など、根本にある経営方針を聞いた。

三菱商事社長 垣内威彦 かきうち・たけひこ / 1955年生まれ。79年、京都大学経済学部卒業後、三菱商事入社。一貫して飼料畜産・食糧の営業畑を歩み、2010年に執行役員、13年に生活産業グループCEO、16年4月から現職。

──垣内社長は就任当初、「今度1位に立ったら二度と降りないようにしたい」と話されました。今期の利益見通しは三菱商事が3300億円、伊藤忠商事が3500億円。業績が当初計画より早く回復する中、経営のあり方が変わりますか。