[ポイント1]
賢人たちにはどんな情報収集の習慣があるのか。理論派の石破茂衆議院議員は、ネットは便利だがネットで情報を見つけたらその人の書物を読むという

[ポイント2]
A.T.カーニーの梅澤高明氏は人(人脈)をいちばんの頼りとしている。作家の橘玲氏は、エビデンスのある暴論を読書や旅行から構築するのだという

[ポイント3]
AI研究の第一人者・松尾豊氏は、まず自分の考えがあって、それを検証するために情報収集があると説く。極端な情報に飛びつくのは禁物と警鐘を鳴らす

 

衆議院議員 / 石破 茂
若手時代の図書館通いで政策や答弁能力を鍛えた

いしば・しげる / 1957年生まれ。86年衆議院議員初当選。防衛相、農水相、地方創生相などを歴任。(撮影:尾形文繁)

「ポスト安倍」候補の一人と目され、永田町きっての理論派として知られるのが石破茂衆議院議員だ。防衛から農政、地方創生まで幅広い分野の高い答弁能力は、どんな情報収集から作られたのか。

石破氏によると30代半ば、細川護熙内閣の誕生で自民党が下野し、自身も自民を離党した際の経験が大きかったという。「与党時代なら役人が熱心に政策の説明に来るし、そのうえで新聞を読めばもっともらしい話ができた。でも野党になると役人は丁寧には説明してくれず、自分で勉強するしかない。そのときに覚えたのが国会図書館の使い方だった」(石破氏)。