有料会員限定

独自思考を生むための情報収集の極意とは ▶▶Part2賢人の戦略/本、ネット、人脈

✎ 1〜 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 最新
拡大
縮小

政治家から作家、学者まで、各分野の賢人は、どんな情報収集の習慣を成果につなげているのか。

[ポイント1]
賢人たちにはどんな情報収集の習慣があるのか。理論派の石破茂衆議院議員は、ネットは便利だがネットで情報を見つけたらその人の書物を読むという

[ポイント2]
A.T.カーニーの梅澤高明氏は人(人脈)をいちばんの頼りとしている。作家の橘玲氏は、エビデンスのある暴論を読書や旅行から構築するのだという

[ポイント3]
AI研究の第一人者・松尾豊氏は、まず自分の考えがあって、それを検証するために情報収集があると説く。極端な情報に飛びつくのは禁物と警鐘を鳴らす

 

衆議院議員 / 石破 茂
若手時代の図書館通いで政策や答弁能力を鍛えた

いしば・しげる / 1957年生まれ。86年衆議院議員初当選。防衛相、農水相、地方創生相などを歴任。(撮影:尾形文繁)

特集「情報の裏側」の他の記事を読む

「ポスト安倍」候補の一人と目され、永田町きっての理論派として知られるのが石破茂衆議院議員だ。防衛から農政、地方創生まで幅広い分野の高い答弁能力は、どんな情報収集から作られたのか。

石破氏によると30代半ば、細川護熙内閣の誕生で自民党が下野し、自身も自民を離党した際の経験が大きかったという。「与党時代なら役人が熱心に政策の説明に来るし、そのうえで新聞を読めばもっともらしい話ができた。でも野党になると役人は丁寧には説明してくれず、自分で勉強するしかない。そのときに覚えたのが国会図書館の使い方だった」(石破氏)。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
情報の裏側
書棚もすごいが実はデジタル機器も超活用
週刊誌もひとごとでない「禁じ手」記事蔓延
『ブラック企業』著者・今野晴貴氏に聞く
達人が指南!アナリストたちの情報収集法
ファンドラップ口座から海外不動産投資まで
世の中が右を見ている時には左を疑ってみろ
コンビニ、ビール、食品…営業&開発の情報戦
▶▶Part2賢人の戦略/本、ネット、人脈
[INTERVIEW]山本一郎
[INTERVIEW]アンドリュー・レフト
日本経済新聞のニュース判断を信じられるか
ネットでググっただけの「真実」振りかざす
チャンスは民主党の悪名、徹底追及で劇的浮上
DeNAのキュレーションはどこで間違った?
[INTERVIEW]ジャーナリスト・池上彰
ググるだけではカモられる! 情報の裏側
情報洪水の現代で賢く生きるための処方箋
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内