けふつくづくと眺むれば、悲(かなしみ)の色口(いろくち)にあり。たれもつらくはあたらぬを、なぜに心の悲める。(オイゲン・クロアサン 上田敏訳)秋が深まるとよく唇に乗せる詩だ。私は詩というのは、短くて…