今回、異物混入が明らかになったマクドナルドの商品群。一部は今も混入原因が特定できていない(撮影:今井康一)

「お客様に多大な心配とご迷惑をかけたことを深くお詫びします」。海外出張中のサラ・カサノバ社長に代わり会見に臨んだ青木岳彦取締役は頭を下げた。

日本マクドナルドホールディングスは1月7日、青森など4都府県で起きた異物混入の詳細について発表した。福島で販売したデザートにプラスチック片が入っていた問題は、調理機器の破損が原因と判明。一方、東京と青森の店舗でナゲットにビニール片が混入していた件は、原因が特定できていない。フライドポテトにヒトの歯が入っていた大阪の事案も、混入の経緯は現時点でわかっていない。

マクドナルドでは昨年7月に中国の仕入れ先が使用期限切れの鶏肉を使用していたことが発覚。8月以降の既存店売上高は11月まで前年同月比で2ケタ減が続く。信頼回復に努めてきた矢先の問題だけに、客足への影響は必至だ。

だが、事態はマクドナルドだけで収まりそうにない。ある外食関係者は「今回のマクドナルドの件が引き金となって、すべての異物混入の公表が当たり前になる風潮が懸念される」と本音を漏らす。