[ポイント1]
競馬の売得金は4年連続増加し2兆5834億円。長期低迷からの回復は、労働者の給与の増加や6割まで高まった馬券のネット購入が要因とみられる

[ポイント2]
一方で、競馬場で競馬を楽しむファンは減っている。地方活性化のため地方競馬場を活用したり、レース開催日をファン目線で見直す工夫が必要だ

[ポイント3]
特殊法人JRAの事務・技術職の平均年収は828万円(15年度実績)。国家公務員を100とすると134.7で、日本銀行と同等水準の好待遇だ

 

競馬人気の回復は本物なのだろうか。2015年度の売得金(馬券の発売金から返還金を引いたもの)は2兆5834億円と前年度から3.6%増加し、4年連続で前年を上回った。

馬券の売り上げは着実に増加している。だがその理由について競馬関係者に尋ねても、明確な答えは返ってこない。JRA(日本中央競馬会)の職員たちからも「なぜ売れているのかよくわからない」という声をよく耳にする。