[ポイント1]
全国のラジオ101局参加のネットサービス「ラジコ」が10月から「タイムフリー聴取」「シェアラジオ」機能を追加、スマホが携帯ラジオに

[ポイント2]
テレビがネット対応に遅れるのは、まだ広告費が確保できていて腰が重いことや、自社制作番組の少ないローカル局にデメリットが多いから

[ポイント3]
ローカル局生き残りには自社制作番組比率を高め地元視聴者の支持を集めるしかない。地元情報に強いKBCやドキュメンタリーの山陽放送が好事例

 

宇多田ヒカルの特別番組は全国で放送された

10月中旬、全国の民放ラジオ101局は、歌手の宇多田ヒカルの特別番組放送に沸いた(上写真)。仕掛けたのは日本民間放送連盟(民放連)ラジオ委員会だ。「新しいステージに立ったラジオと、8年半ぶりにアルバムを発売した宇多田さんの思いが一致した」と、TBSラジオ社長で、ラジオ委員会委員長の入江清彦氏は顔をほころばせる。

ラジオの「新しいステージ」とはネット上でラジオ番組が聴けるサービス「radiko.jp」(ラジコ)に10月11日、新機能が加わったことを指す。過去1週間の番組を好きなときに聞き直せる「タイムフリー聴取」と、SNSを通じてラジオ番組をシェアできる「シェアラジオ」サービスが開始された。