今年10月、ビデオリサーチ社は関東地区の視聴率調査において、「タイムシフト(録画再生)視聴率」という新指標を誕生させた。現状、テレビ広告の指標として用いられているのは、テレビ放送と同時での視聴を示す「リアルタイム視聴率」のみだが、タイムシフト視聴率は、放送番組を録画後7日内に再生して見る人の割合を示す指標となる。

ビデオリサーチ社によると、TBSテレビで放送されているドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の初回は、リアルタイム視聴率10.2%に対して、タイムシフト視聴率10.6%。今や録画再生視聴のほうが多い番組もあることがわかった。

録画再生視聴は、家族などほかの人に邪魔されない時間にじっくり番組を見る行為、つまり「専念視聴」を意味する。テレビに集中しているという点で考えると、その瞬間に見ることが重要なニュースやスポーツ中継もまた専念視聴だといえるだろう。今、こうしたテレビの見方が相対的に増えている。