イラスト:サイトウヨーコ

[ポイント1]
親の介護は自らの生活防衛の問題となる。高齢者が要介護となる原因の1位は男性が脳卒中、女性が認知症となっている

[ポイント2]
チェックリストを使って親の「健康自立度」を確認しておくとよい。実際に親の介護が必要になった場合には、在宅介護でも総額約550万円かかる

[ポイント3]
利用するサービスやおカネの分担は家族で事前に話し合っておこう。おカネの流出を防ぐには利用可能な公的制度を押さえることも大切だ

 

あなたは今、親がどんな状態か、ちゃんと把握できているだろうか。親の介護に直面するという可能性が青信号から黄信号、赤信号へと変わる予兆に気づくことは、自らの生活防衛策にもなることを意識できているだろうか。

親が要介護状態になった人は口をそろえて「元気だったのに突然寝たきりになった」と言う。しかし事故や災害などに巻き込まれないかぎり、健康状態は徐々に悪くなっていくものだ。「要介護状態になったら……」など多くの人が将来のことを不安に感じているにもかかわらず、肝心な親の生活や健康状態がどうなのかについて、現状を理解できている人はほとんどいない。