「元手がチワワ2匹を飼うだけで済むから手軽だ」。会社員の斎藤徹さん(仮名、以下同)はそう考え、昨秋ブリーダー飼育の副業を始めた。ペットを育てて繁殖させ、流通させる仕事。しかし想定以上に費用や手間がかかった。健康診断や予防注射、保険代などを含めて年間数十万円が必要。しつけや避妊対応などで時間も取られた。

結局、見積もりが甘かった彼は、飼育していたチワワに十分な餌を与えられず衰弱死させてしまった。それが表ざたになり、動物愛護法違反の疑いで書類送検された。

インターネットで目立つ法律違反

副業にはこうした“犯罪行為”に至るケースが実は少なくない。多いのがインターネット上での法律違反。目立つのは、せどりやネットオークションといった転売ビジネスのケースにおいてである。

香川県に住む会社員の達川賢太さんは今秋、人気アーティストのチケットを転売したことから、古物営業法違反で逮捕された。本来、中古品を転売するには古物営業の許可が必要。盗難品の売買を防止するため法律で定められている。実際には同法違反で逮捕される事例は少ないが、達川さんのケースは売り上げが1000万円以上と大きかったことで逮捕に至った。