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宮崎アニメはディズニーの影響を受けているといったら、飛躍しすぎだろうか。

「観客は、登場人物とともに、空を飛び、月の光が雲の影をおとす街の、すばらしい展望に、解放感を味わう」――。これは宮崎駿監督の著書『出発点』(徳間書店)の一節である。宮崎アニメのファンなら当然『となりのトトロ』をイメージするはず。だが、実はディズニー映画『ピーターパン』について宮崎監督が語った言葉である。

宮崎アニメを制作するスタジオジブリとディズニー。その接点は少なくない。たとえば『風の谷のナウシカ』から最新作『崖の上のポニョ』まで、DVDの発売元はディズニーのホームエンターテイメント部門が手掛けている。

12月に『崖の上のポニョ』がBD化。特典映像では、宮崎駿監督のイメージ画を紙の質感を損なわずに再現した

ジブリとディズニーの出会いは1995年ごろにさかのぼる。徳間書店の出資で設立されたスタジオジブリは、当初はジブリ作品のビデオを徳間ジャパンから発売していた。だが、売り上げ実績は現在のようなヒットとは程遠い状況が続いていた。