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SF映画・小説で克明に描かれる人類とIoT 火星年代記、ターミネーター、マトリックス

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「シンギュラリティ」という言葉が徐々に広まりつつある。AIが人間の能力を超える現象を指す言葉だ。概念を広めた米国の発明家、レイ・カーツワイル氏は2045年の到来を予言する。

14年公開の映画『トランセンデンス』はこのテーマを真正面から扱った。反テクノロジーのテロリストの凶弾に倒れたAIの天才研究者ウィルが、命を落とす前に自らの意識をネット上にアップロードし、AIとしてよみがえる。人の意識とネットが直接つながる、IoTならぬIoH(Internet of Humans)とでも表現できる光景だ。

AIとなったウィルは軍事機密、金融や経済、さらに個人情報までを取り込み、脅威の進化を遂げる。ウィルが作った治療用の「ナノマシン」を投与された人間は、彼の意識とつながり、操られる。さらに人造人間をも作り始め、勢力を拡大する。だが妻が自分の体にウイルスを仕込んでナノマシンを破壊し、副作用で世界中のコンピュータが機能を停止。すべてのライフラインが止まり、文明が崩壊する……。

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