今、全国に5000弱ある高校(職業専門高校を除く)のうち約700校が使う大ヒット教材がある。リクルートホールディングス(HD)の「スタディサプリ」。スマートフォンやパソコン、タブレットで、予備校の有名講師の授業を受講できるオンライン予備校だ。

教師が一人で生徒一人ひとりの苦手な部分を把握・指導するのは難しい。スタディサプリは、数学なら「二次方程式」など単元を細かく分けて、生徒の得手不得手を単元ごとに抽出。教師は学習の進み具合をインターネットの管理画面で一覧できる。この仕組みが受けて、宿題や復習・予習の補助教材に導入する動きが急速に広がっている。

白熱の社内コンペ 6回目の挑戦で頂点に

スタディサプリを発案したのは、リクルートHD執行役員でブライダル・自動車関連・高校生の進学情報サービスを展開しているリクルートマーケティングパートナーズ社長の山口文洋氏である。山口氏がこだわったのは講師の質。人気講師を口説き落とすために自ら全国を走り回り、英語のカリスマ・関正生氏を筆頭とする強力講師陣をそろえた。