6月27日、東京・大手町のみずほフィナンシャルグループ(FG)本社会議室で「次世代リーダー育成プログラム」の研修が始まった。選抜された社員を前に熱弁を振るったのは佐藤康博社長。世界経済や金融市場の大局観から、10年後の金融業界で何が起きるか、そしてみずほのあるべきリーダー像まで、話はみっちり1時間に及んだ。 

次世代リーダー育成プログラムは佐藤康博社長の肝いりで始まった(撮影:田所千代美)

自身の号令の下で開始しただけに、「今までの銀行の人材育成とは違う、本当のトップを作るためのプログラムになる」と佐藤社長は意欲満々だ。「経営者には、仕事の知識や人付き合いのよさというレベルではなく、胆力や人生観、歴史観といった資質が問われる。その可能性のあるミドルを徹底的に鍛える」という。立ち上げで意識したのは、佐藤社長も参加経験がある世界初の企業内ビジネススクール、米GEのリーダー育成機関「クロトンビル」。社員が世代ごとに選抜され、前CEO(最高経営責任者)のジャック・ウェルチ氏や現CEOなどトップも育成に携わることで有名だ。