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トップが語る野球と経営 私も高校球児だった

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あの苦労、あの敗戦が今の自分を作った。元高校球児の現役トップに聞く根性の会社人生。

今年も南北海道代表に選ばれ、全国最多となる37回目の夏の甲子園出場を決めた北海高校。輝かしい歴史の中でも1969年度の3年生は強く、当時「最強の学年」といわれた。だが、夏の地方大会は決勝で公立高校にまさかの敗北。その代の1番ショートが、アインホールディングスの大谷喜一社長だ。「茫然自失とはまさにあのこと。“屈辱の22期”といわれ、32、33歳までは高校野球をまともに見られなかった」と悔しさを今でも鮮明に記憶する。

高校野球が人生に与える影響は大きい。企業経営の第一線で活躍する経営者たちに、野球から得た教訓を語ってもらった。

1952年生まれ。ファースト。3年次の報徳学園戦(3回戦)で1HR、2塁打、1塁打の活躍、ドラフト候補にもなった(撮影:梅谷秀司)

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「スターがたくさんいる甲子園はあこがれの舞台。ああいうふうになりたいと思っていた」。医薬品卸の最大手、メディパルホールディングスの渡辺秀一社長は小学校から大学、さらに社会人野球までと、半生を野球にささげた「球児社長」だ。

進学した地元淡路島の洲本高校(兵庫県)は「3年後に甲子園出場」を目標に掲げ、有力選手を集めた。それが渡辺氏の代だ。力のあるチームメートと切磋琢磨し、3番ファーストで活躍。ターゲットの3年生の夏の大会は順調に勝ち進んだ。

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