有料会員限定

すごいベンチャー100 日本を立て直せ!

✎ 1〜 ✎ 24 ✎ 25 ✎ 26 ✎ 27
拡大
縮小

低迷する日本経済を救うカギの1つは、創造的なベンチャー企業がどれだけ登場するか。未来の日本を背負う原石・100社を徹底紹介。

(本誌:猪澤顕明、小長洋子、中川雅博、中山一貴、野村明弘、秦 卓弥、東出拓己、福田恵介、山田泰弘、山本直樹、平松さわみ、緒方欽一、山田徹也)

「ブームですね」

今、ファンドを組成してベンチャー企業への投資を手掛けるベンチャーキャピタル(VC)各社に環境認識を尋ねると、そんな答えが異口同音に返ってくる。

象徴的な現象は、ベンチャー企業に流れ込む資金が記録的な規模に膨らんでいることだ。

ベンチャー動向を調査しているジャパンベンチャーリサーチ(JVR)によると、2015年の未公開企業の資金調達額は1532億円。これはボトムをつけた12年の約2.5倍、直近ピークの06年の1464億円を超えている(図表1)。

資金が向かう先は今流行のテーマを映し出す。15年は個人向け自動家計簿・資産管理サービスのマネーフォワードやクラウド会計ソフトのfreeeなど、ある種わかりやすいビジネスモデルのフィンテック企業に資金が流入した。しかし16年に入り、「仮想通貨など、評価がまだ定まっていないフィンテック関連分野の資金調達が伸び悩んでいる。代わりに伸びているのがロボットやAI(人工知能)関連」(JVRの北村彰代表)。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
すごいベンチャー100 2016年版
IPOが静かなるブーム
フィンテックを取り込め!
学生1人ではもう起業できない
まだまだある!
ベンチャー100社 [コミュニケーション]
ベンチャー100社 [暮らし]
ベンチャー100社 [健康]
ベンチャー100社 [教育]
ベンチャー100社 [メディア]
ベンチャー100社 [フィンテック]
消えぬ新興企業の不祥事
究極の一人起業家
シリコンバレーVC激白!
ベンチャー100社 [外資が狙う3社]
ベンチャー「兄貴分」のしくじり戦記
ベンチャー100社 [不動産]
ベンチャー100社 [農業・フード]
ベンチャー100社 [ヘルスケア]
ベンチャー100社 [シェアリング]
1000億円予算の光と影
LINE上場
創薬
ベンチャー100社 [AI・脳波]
ベンチャー100社 [ロボット]
ベンチャー100社 [VR・AR]
ベンチャー100社 [宇宙]
日本を立て直せ!
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内