大学では現在、アクティブ・ラーニング型授業を導入する動きが広がっている。アクティブ・ラーニングはディスカッションやグループワーク、プレゼンテーションなどを通じて学生が能動的に学んでいく授業スタイルのことだ。

中央教育審議会は2012年の答申で、「従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」との方針を打ち出した。これが教育関係者の間でアクティブ・ラーニングに注目が集まるきっかけとなった。

その背景には、大学進学率の向上に伴って学習意欲の低い学生が増えたことがある。主体的に学ぼうとしない学生をいかに教育するかは、大学の最重要課題の一つだ。また、社会の変化スピードが速まり、新たな社会問題が続々と発生する中、応用力や問題解決能力、コミュニケーション能力を備えた人材に対する社会的要請も高まっている。こうした課題に対処するための教育改革の柱として期待されているのが、アクティブ・ラーニングなのだ。